橘天敬は昭和期を主に活躍した日本画家です。明治39年(1906)に生まれ、昭和59年(1984)に享年77歳にて亡くなるまで、その生涯は波乱万丈で、屏風絵な ど大作の多くは広く海外に渡っています。剛毅と豊麗さあふれる大胆な屏風絵から、淡墨で描く繊細で可愛らしい小さな雀に至るまで、日本の伝統を重んじながら、あくまで独創性とロマンを追求した画風は躍動感 に満ち、魂、心、気道を感じさせる不思議なエネルギーがあります。天敬は世界中の人々に作品を見てもらいたいという願いが強く、下絵を一切描かずに 表現した生命力あふれる屏風絵の数々は、英国の大英博物館やアメリカのフーリア美術館など、主に海外の美術館に収蔵されています。 →
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